今月の花は、白木蓮と辛夷。

ハクモクレン(白木蓮)、モクレン科の落葉高木。
モクレン(紫木蓮)とは同じモクレン科モクレン属であるが、厳密には別種。
樹高10~15m位になり、早春、真っ白な肉厚で卵型の花をつける。
花の期間は短いが、まだ花の少ない時に咲くのと、大型で芳香があるので特に目立ち、春が来たのを実感する。
磐田市近辺で小生の知る限りでは、磐田北小学校の正門脇のハクモクレンが見ごたえがある。
コブシ(辛夷)、モクレン科の落葉高木。
樹高はハクモクレンより高く、18~20mに達する。
香りのある白い花を咲かせ、山野に春の訪れを知らせる。
ハクモクレンに比べ花はやや小さく、花弁は6枚で、花の下に小さな葉をつけるので、それが無いハクモクレンと容易に区別できる。
秋にできる集合花形が、子供の拳に似ていることからコブシと名付けられたといわれる。
近辺で、は磐田総合体育館の駐車場横に、かなり大きな木がある。
閑話休題。
小生10余年以前に、仕事で度々名古屋から中央西線の列車で松本へ行ったことがある。
3~4月頃の頃に列車が木曾谷へ差し掛かると、両側の車窓に杉や檜の中に混じって、薄紅のヤマザクラと、白い花をつけた三角形の筆先のようなコブシの大木を、いまでも思い出す。