師走も半ば近く、さすがに庭の木には花は少なく、残りの山茶花・早咲きの椿そしてこれは今を盛りのカンツバキ位。
草花もスイセン、ツワブキ位。
そんな中、今月の花はあまりなじみがないと思われる2種。

これは枇杷(ビワ)の花。
果物のビワはなじみ深いが、花を見ることはあまり無いと思われる。
白い地味な花で、大きな葉の中にかくれ花の位置も高く、あまり記憶に残らない。
ビワは中国南部が原産のバラ科。
枇杷という名前は、実の形あるいは葉の形が、日本古来の楽器の琵琶に似ていることからと云われている。
次はイチゴの木、英名はストロベリーツリー。
ヨーロッパ原産のツツジ科、今頃スズラン状でアセビに似た白い花をつける。
ストロベリーと云うが、イチゴよりヤマモモに似た赤い実を、翌年の秋につける。
実は、一見赤くておいしそうであるが、生食には向かず、果樹酒やジャムに利用される。
ちなみに、イチゴはバラ科で、ツツジ科のストロベリーツリーとは、近縁でも何でもない。