1月の花
今月の花は、千両と万両。
共に、正月の縁起物として花の少ない冬に、赤い実をつける。
センリョウ(千両)。
センリョウ科の常緑低木。
7~8月頃に黄緑色の花をつけるがあまり目立たず、秋の終わりころから赤く熟し、緑の葉の中に鮮やかな実をつける。
実は上向きにつけるので、マンリョウがリンゴのように下向きにつけるのとは、容易に区別がつけられる。
マンリョウ(万両)。
ヤブコウジ(サクラソウ)科の常緑低木。
センリョウと同じく正月の花として親しまれているが、分類的にはセンリョウとは別。
花は7~8月頃に白くつけ、晩秋から冬にかけて赤い実を、枝にぶら下がるようにつける。
白い実のシロミノマンリョウもあり、拙宅のそれは写真のように赤実の間に植えているため、赤実の花粉がつくのか、うっすらと赤い色がついて、きれいな白実にならない。
センリョウ・マンリョウともに、実はヒヨドリ等の小鳥がついばみ、種がまき散らされるので庭のあちこちに生えてくる。
又、鳥にも好みがあるようで、センリョウの方が早く食べられ、マンリョウのほうが比較的遅くまで残っている。