1月の花
今月の花は、蠟梅(ロウバイ)と黄梅(オウバイ)。
1月からはじまる春の花には、黄色の花が目立つがその幕開けの花。
共に梅の字がつくが、果実をとる梅とは全く関係ない。
蠟梅又は臘梅、蠟梅の名は花びらが蠟細工のようだからと、又臘梅は花の咲くのが臘月(陰暦12月、今の1月の古称)からと云われる。
ロウバイ科の落葉低木、ちなみに果実をとる梅はバラ科。
1月に黄色の花をつけ、透き通ったような芳香をはなち、花を見なくても咲いているのが解かる。
もっとも、近年は温暖化の影響か開花が早くなり、数年前までは年が明けてから咲いたが、このところ年の咲くことが多い。
ちなみに、拙宅のものは、昨年は1月5日、今年は12月22日に最初の花をつけている。
花の盛りは1月の後半から2月の中旬ころまで。
花が終わると、4月ころに葉が芽吹く。
黄梅、モクセイ科の落葉小低木で半つる性。
前述ように、果実をとる梅ははバラ科で花弁が5枚に対して、黄梅は花弁が6枚で根元が筒状。
ジャスミンと近縁だが、蠟梅と違って香りは全く無い。
中国原産で、別名"迎春花"とも云われる。
早春に、生垣の中に黄色の花を見つけると、なんとなくホットするような温かさを感じる。